●新しく入荷した本の一部を紹介します。
■尼僧少尉カタリーナ・デ・エラウソ 時空を超える冒険者
坂田幸子・編訳
図書出版みぎわ
2600円+税
良家の“娘”として生まれ、男性として南米大陸各地をある時は商人ある時は兵士として渡り歩いた人物をさまざまな観点から探る。
■悟りと破壊と救済と
━日本近代文学と仏教
綾目広治・著
アーツアンドクラフツ
3200円+税
水上勉・瀬戸内寂聴・五木寛之・他、仏教から大きな影響を受けた文学者たち。著者の綾目広治さんは現ふくやま文学館館長。
■立ち読みの歴史
小林昌樹・著
ハヤカワ新書
1200円+税
かつて洋行知識人は口々に言った「海外に立ち読みなし」。立ち読みは日本特有の習俗だとか。タイトルからして興味深い。
■「痛み」とは何か
牛田享宏・著
ハヤカワ新書
1200円+税
当店店主もそうですが、腰痛とか膝痛とか肩痛とか抱える人は全国で約2000万人とか。いったい痛みって何?
■古代エジプト全史 第2版
河合 望・著
雄山閣
2400円+税
その曙からローマ支配時代までの古代エジプト史を最新成果を網羅しわかりやすく解説。
■仏教・イスラーム・キリスト教 祈りと思想の共鳴
嵩 満也/佐野東生・編
法藏館
4000円+税
三大宗教は共鳴するか、神秘思想の比較、仏教とイスラームの対立・交流史、諸宗教の祈りと神秘思想
■火葬と土葬 日本人の死生観
岩田重則・著
青土社
2800円+税
塩飽諸島の両墓制とか、火葬をするが墓のない周防大島(屋代島)の属島笠佐島とか、瀬戸内海の島々にも興味を引くところあります。
■世界史からみたプラットフォーム資本主義
平野泰朗・著
藤原書店
2600円+税
ネットでの検索・買物・SNS。それらのベースとなる「プラットフォーム」には米国型と中国型がある。
■可視化される差別
岸 政彦・著
新泉社
3500円+税
差別を「可視化」し、その実態を明らかにするための研究をもとに、差別の正体とその原因、そして差別が当事者に何をもたらすのかを明らかにする。
■ぼくのデフブラらいふ
門川紳一郎・著
金井真紀・絵と文
ころから
2000円+税
デフブラ=全盲で全ろう。
米国留学し、フルマラソンに出場する著者。ビールを飲みに行くのが好きだったとか。当店にもビールあります。本のカバーには点字が入っています。
■だから日本の政治はつまらない
グットマン ティエリー/グットマン 佳子・著
花伝社
1800円+税
被選挙権年齢の高さ、高い供託金、何で…。
■僕は、私は、トランスジェンダーです
マラン/シャイエン著
サウザンブックス社
2300円+税
当事者ふたりによる韓国発のコミックエッセイ。
■エトセトラ VOL.13
特集クィア・女性・コミュニティ
エトセトラブックス
1400円+税
女性やノンバイナリー/Xジェンダーの人々による、場所づくりや運動を記録する。
■男性学入門 そもそも男って何だっけ?
周司あきら・著
光文社新書
900円+税
「これまで『人間(man)』の代表といえば、決まって『男性(man)』でした。しかし、そんな当たり前を男性学は疑ってみます。
■アメリカのいちばん長い戦争
生井英考・著
集英社新書
1000円+税
かつてアメリカ史上最長の長い戦争だったヴェトナム戦争が終わって50年。その一部は新たな最長の戦争となったアフガン戦争とも重なる。
■非戦の誓いⅡ 基地の中にも被爆の丘にも「9条の碑」を
伊藤千尋・著
あけび書房
1700円+税
各地の「憲法9条の碑」を歩く。前編とともにどうぞ。