●新しく入荷した本の一部を紹介します。
■版元番外地 〈共和国〉樹立篇
下平尾 直・著
コトニ社
2800円+税
「ひとり出版社」共和国を立ち上げた下平尾直の怒涛の記録。
■「イスラエル人」の世界観
大治朋子・著
毎日新聞出版
1800円+税
建国以来、周辺国との戦闘を繰り返してきた国歌の論理がわかれば、イスラエル・パレスチナ紛争の本質も見えてくる。
■バカなフリして生きるのやめた 10代から考える性差別・性暴力
仁藤夢乃・著
新日本出版社
1600円+税
「10代の頃、私は差別や暴力にあふれる社会のなかを『バカなフリ』をすることで生き抜いてきた。そうすることで、痛みやつらさをないものにしようとしていた。」
■沖縄 交差するまなざしジャーナリストが見つめた戦争と現在
藤原 健・著
晶文社
2000円+税
毎日新聞退職後、沖縄に移り住み、末期がんと診断されながら取材を重ねた藤原健。残された時間で彼が伝えたかったこととは━━。
■内調
岸 俊光・著
ちくま新書
1400円+税
ほとんど知られていない日本の情報機関・内調(内閣調査室)の実像に迫る。
■登美さん つくる、つくろう、私の人生
松場登美・著
いま&ひと
2200円+税
石見銀山のまち・大森にある群言堂の創業者・松場登美さんが語るその人生。
「ふつうのおばあちゃんで、いい。でもただのおばあちゃんじゃ、いや。お茶目でおてんばなおばあちゃんになりたい。」
■賑わいを創出する図書館
吉成信夫・著
KADOKAWA
2200円+税
来館者を飛躍的に増やした岐阜市立図書館館長の挑戦。
■国籍のゆらぎ、たしかなわたし 線をひくのはだれか?
木下理仁・編著
太郎次郎社エディタス
2000円+税
「国籍」ってなんだ?
日本人って?
外国人って?
■治安維持法100年「新しい戦中」にしないために
荻野富士夫・編
大月書店
2200円+税
♦治安維持法とは何だったのか ♦治安維持法に抗した人びとを語り継ぐ ♦治安維持法は今も生きている♦治安維持法はどう教えられているか
■菊池事件 ハンセン病差別の壁をこえるために
徳田靖之・著
かもがわ出版
2000円+税
ハンセン病患者であるということで隔離法廷で死刑判決を受け、無実を訴えながらも刑を執行されたFさん。事件と再審請求について弁護士が語る。
■絵本 火を産んだ母たち
女坑夫のおはなし
原著・井手川泰子
絵・さとこ虫
或る書房
1600円+税
筑豊の女坑夫であった老女たちからの聞き書きと絵で表わす心に沁みる一冊。装丁も見事!
■谷川俊太郎のあれやこれや
谷川俊太郎・著
筑摩書房
2300円+税
昨年11月に亡くなった谷川俊太郎さん関係の本たくさん出版されています。本書は、エッセー・詩・戯曲・亡くなった人たちとの想い出等盛りだくさん。
■アンチ・エンジングの思想
ボーヴォワール『老い』を読む
上野千鶴子・著
みすず書房
2700円+税
老いには誰も抗えない。それなのに、私たちはなぜ老いを恐れるのだろう。自分が老いたことを認めたくないのは、社会が老いを認めないからだ。
■黒いイギリス人の歴史 忘れられた2000年
平田雅博・著
講談社
1900円+税
アングロ・サクソン人がイギリス(グレート・ブリテン島)に到着する前のローマ時代、アフリカ系の黒いローマ人がそこに連れていかれていた。
■死刑について私たちが知っておくべきこと
丸山泰弘・著
ちくまプリマー新書
900円+税
日本の死刑制度とその運用にはどのような問題があるのか、維持するのならどうあるべきか、考えるための材料を示す。
■無意味なんかじゃない自分 ハンセン病作家・北條民雄を読む
荒井裕樹・著
講談社
2000円+税
23歳で療養所にて早世した小説家・北條民雄。その人生をわかりやすい語り口でつづる。「砂の器」についてのことなど、付随する内容も盛り込まれています。
■野に遺賢をさがして
森まゆみ・著
亜紀書房
2000円+税
森まゆみが気ままに日本中を歩き回った記録。そこにはどんな遺賢が…。
■日本軍朝鮮人兵士
忘れられた37万人
川口清史・著
かもがわ出版
900円+税
♦アジア太平洋戦争の進展と朝鮮人の軍事動員 ♦戦場での朝鮮人兵士・軍事要員 ♦敗戦後の朝鮮人軍人軍属 ♦戦後補償から排除された朝鮮人軍人軍属 ♦遺骨収集・返還と慰霊
■揺らぐ日本のクラシック渋谷ゆう子・著
NHK出版新書
880円+税
収益の少ないコンサート、助成金頼みのオーケストラ運営、音楽に接する機会の地域間格差━━。それでも次代に「灯」を継ぐために、できることは何か?
■内務省 近代日本に君臨した巨大官庁
内務省研究会・編
講談社現代新書
1500円+税
文部官僚だった寺脇研さんが以前書いていましたね。旧内務省系の官僚から文部官僚は軽く見られていたと。